ナイロン糸によるカントン包茎治療は通院して抜糸が必要

投稿者:admin_thirdsight

ナイロン糸によるカントン包茎治療は通院して抜糸が必要

カントン包茎の手術では抜糸の要否の違いがある

カントン包茎は包皮口が極端に狭いため、平時の状態では亀頭を露出できても勃起時には亀頭が締め付けられるような形になります。
亀頭が強く圧迫を受けるような形になるので、性行為のときに痛みを感じることがあり、血流不足が悪化すると浮腫になったり組織が壊死することもあります。
そのためカントン包茎では手術による積極的な治療が必須です。
包茎手術にはいくつかの種類が知られていますが、余分な包皮を取り除くという点では共通しています。
当然メスを用いて切開を加えるのでキズになった部分を抱合する必要があります。
このとき抱合に使用する糸でどの素材を使用するかで、抜糸の必要の有無が変わってきます。
カントン包茎の手術で用いられる糸には、体内に吸収されるタイプとそうではないナイロン糸の二種類に分けることができます。
手術を受ける身では、できれば抜糸を回避したいと考えるかもしれません。
糸を抜くのは多少なりともいたみを伴うからです。

熔ける糸と、それ以外の素材。どちらを選ぶべきか

カントン包茎の手術で通院して抜糸が必要になるのは、ナイロン系などの体内で溶けない素材の場合です。
これに対して熔けるタイプでは抜歯は不要で、手術後の通院の手間を省くことはできます。
糸を抜くときの苦痛をカットできるのであれば、とけるタイプの糸のほうがメリットが高そうに見えます。
この問題を考えるにあたっては、それぞれの糸の特性や性質を踏まえる必要があります。
そもそも抜糸が必要な医療用を使用するのは体の表面を抱合する手術の場合です。
これに対して溶ける素材を使用するのは体内の臓器など手術後は抜歯できない箇所の手術を実施するときになります。
さらに熔けるといってもきれいに吸収されるわけではなく、水分に反応して吸収される性質があるので炎症を起こしやすく傷跡がきれいにならない傾向があります。
したがってカントン包茎の手術は熔けないナイロン糸などを使用するのが原則で、遠方に居住しているなど通院して抜糸するのが難しい状況で例外的に解ける糸を使用するのがベターという結論になるわけです。

まとめ

カントン包茎の手術をするにあたって、術式の選択と同じくらい大事なのは抱合する糸の素材選びです。
体表に抱合部位がある外科手術では、ナイロン糸を使用するのが一般的、熔けて体内に吸収する性質の糸は体内臓器や血管を縫合するときに用います。
熔けるタイプの糸は炎症を起こしやすく、しばしば傷跡が残る原因となります。
したがって術後の経過観察もかねて、通院して抜糸が必要なナイロン糸で抱合するのがおすすめです。
通院して抜糸するのがムリなどの事情がある時に、体内で熔けるタイプの糸を検討することになります。

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